アニメとの比較

 ※ここでは実写映画とアニメ(基本的にG1)のキャラクターなどを比較しています。
 ※画像は基本的に、左側がアニメ、右側が実写映画のものです。

オートボット Autobots

オプティマス・プライム Optimus Prime CV:玄田哲章(アニメ・実写映画共に)
オートボット種族のリーダーにして軍の司令官。正義感の強い人格者然とした性格は共通で、実写映画でもアニメ同様、トレーラートラックに変形。ただし、実写版はボンネットがあるタイプで、特徴的なファイヤーパターンが施されている点も異なり、また劇中ではコンテナ無しでした。実写版の頭部や胴体部などの意匠は、アニメのオプティマスと類似しています。

ジャズ Jazz CV:片岡弘貴(アニメ)・楠大典(実写映画)
G1アニメシリーズではオプティマスの「副官」。実写映画でも、原語ではオプティマスに“My first lieutenant.(私の副官)”と紹介されていますが、日本語版の吹き替えと字幕では「将校」「将軍」となっていました…(汗)。アニメの彼は音楽(特にロック)好きで、音楽に合わせて踊りだすことも(笑)。実写版ではより陽気な性格となっており、ダンスのような軽快な動きが特徴的でした。アニメ・実写版共にスポーツカーに変形し、頭部のゴーグルや各部のパーツの位置など、ボディにも共通部分が多いです。

バンブルビー Bumblebee CV:塩屋翼(アニメ)・加藤亮夫(実写映画)
実写映画での主役的キャラクター。日本版アニメでの一人称は「おいら」で、オートボットの中でも特に小柄、また地球人の少年・スパイクの親友でもあり、彼と行動を共にすることが多かったです。人懐っこく友達想いで勇敢な性格なのはアニメと実写映画で同じ。実写版ではフォルクスワーゲン・ビートルからカマロに変化しましたが、黄色いのは共通。

アイアンハイド Ironhide CV:速水奨(アニメ)・北川勝博(実写映画)
オプティマス・プライムの片腕の一人である有能な戦士。アニメのアイアンハイドは、責任感は強いものの頭に血が上りやすい人物で、時折ディセプティコンへの憎悪を爆発させることもありました。実写映画では真紅のボディから黒を基調とした物となり、ビークルモードもワンボックスカーからピックアップトラックに変化しましたが、性格面などはG1の彼に比較的近いと思われます。実写版ではオプティマスに「武器のスペシャリスト」と紹介されており、アイアンハイドがオートボット軍における重要な“戦士”である点は、アニメと同様です。

ラチェット Ratchet CV:江原正士(アニメ)・浦山迅(実写映画)
ラチェットは、TFの修理やメンテナンスなどに関する専門知識・技術を持った、人間で言う「医師」に近い存在。アニメではその他、機械類の修理や発明なども行っていました。基本設定は実写映画でも共通で、「軍医」と紹介されています。アニメでは白い救急車に変形していましたが、実写版ではハマー・H2型の救急車に変化。一応、“救急車”なのは同じです。

ディセプティコン Decepticons

メガトロン Megatron CV:加藤精三(アニメ)・中村浩太郎(実写映画)
ディセプティコン軍のリーダー。G1のアニメ(日本版)では、カスタムタイプのワルサーP38に変形し、一人称は「ワシ」(尊大な態度の時は「余」)でした。実写映画ではメガトロンのみ地球のマシンをスキャンしていないため、非地球的なサイバトロン星のジェット機に変形。また、G1メガトロンの右腕に装備されていた彼を象徴する武器・「フュージョンキャノン」は、実写版では両腕を組み合わせることで再現されています。

スタースクリーム Starscream CV:鈴置洋孝(アニメ)・宮澤正(実写映画)
ディセプティコン軍のNo.2。かなりの自惚れ屋であり、リーダーの座を狙う野心家です。アニメではF-15戦闘機に変形していましたが、実写映画でも戦闘機のF-22ラプターに変形。基本的に性格面は同じようですが、実写版のスタースクリームの方が有能そうに見えます(笑)

スコルポノック Scorponok
スコルポノックは、アニメ『TF』のシーズン4に登場したサソリ型巨大TF。実写版のスコルポノックは、低知能の動物に近いTFで、ビーストモードで活躍し、一度も変形しませんでした。巨大な“サソリ型モンスター”的な部分は、アニメのスコルポノックに近いです。なお、以下で紹介するディセプティコン達は全員、実写映画ではサイバトロン星の言語のみを使ってます。

フレンジー Frenzy CV:城山知馨夫(アニメ)
G1のフレンジーは、ラジカセ型TFとカセットテープ型TFで構成された諜報部隊のメンバーで、彼はカセットテープに変形していました。アニメでは部隊のリーダーであるサウンドウェーブがラジカセに変形しましたが、実写映画ではフレンジーがラジカセに変形(後半は携帯電話に変形)。小柄で騒々しく、どこかひょうきんな点は共通しています。

ボーンクラッシャー Bonecrusher CV:難波圭一(アニメ)
アニメのボーンクラッシャーは、建設車両型TF6名からなる「コンストラクティコン部隊」の一人で、ブルドーザーに変形していました。実写映画のボーンクラッシャーは地雷除去車へと変化しましたが、“重機”という点や、粗暴な性格などは共通とも言えます。

ブロウル Brawl CV:石井敏郎(アニメ)
G1のブロウルは、軍事兵器型TF5名からなる「コンバッティコン部隊」のメンバー。アニメの彼も戦車型TFでしたが、実写映画のブロウルも同じく戦車(M1エイブラムス)に変形するTFで、その他無骨な外観などにも共通点がみられます。

その他

スパイク/サム・ウィトウィッキー Spike/Sam Witwicky
スパイクは、G1アニメシリーズでオートボット達の協力者だった地球人の少年。勇敢で行動力があり、時にはTFの銃(人間には大きすぎるけど…)を手に敵に立ち向かうこともありました(笑)。実写映画のサムは、スパイクよりも“ダメさ”が目立つ気がしますが(苦笑)、最終的には勇敢な一面も見せ、ちょっとした“変化(トランスフォーム)”を遂げたのかもしれません。なお、アニメではスパイクの父親に技術者のスパークプラグがいますが、実写映画のサムの父親であるロンとは共通点があまりないので、ここでは取り上げていません。

カーリー/ミカエラ・ベインズ Carly/Mikaela Banes
カーリーはアニメに登場したオートボットの熱狂的なファン。実写映画では、カーリー的なポジションのヒロインとしてミカエラが登場しました。名前は違いますが、2人ともメカに強いという共通点があります(カーリーはミカエラのように陰のある人物ではありませんでしたが)。のちにカーリーはスパイクと結婚しましたが、実写映画ではどうなるんでしょうか?

オールスパーク/オールスパーク・キューブ Allspark/Allspark Cube
アニメのオールスパークは、精神世界に存在するTFにとっての“死後の世界”です(一番左の画像)。TFのスパークは“そこより来て、物質世界でTFとしての人生を全うした後、再びそこに還る”らしいです。実写映画のオールスパークは、強大な力を持った立方体の物質(オールスパーク・キューブ)で、機械に生命を宿したり、TFのボディを修復することができました。実写映画でも、“真のオールスパーク”はアニメ同様、精神世界に存在し、立方体は単なる物質世界への“ゲート”とも考えられます。なお、キューブの持つ“命を与える力”は、アニメに登場した同じく神秘的な存在・「ベクター・シグマ」(左から2番目の画像)を彷彿とさせます。

スパーク Spark
TFにとっての「魂」のようなもので、彼らの身体の中に通常一つだけ存在します。実写映画でははっきりと確認することはできませんが、オプティマスが胸のパネルを開いた際、その奥に青白く光るものを見ることができます(画像左がアニメのスパーク、右が実写映画)。

サイバトロン Cybertron
TFの故郷である金属の大地広がる機械惑星。実写映画では、オプティマスがサム達に見せたホログラムとして登場するのみです(一番右の画像)。実写版のサイバトロン星も、アニメ同様機械の惑星のようですが、まるで地獄のような荒廃した世界でした。まさに“異世界”って感じです(笑)。オプティマスによると、この惑星は「かつては強大な帝国で、平和を保っていた」とのことですが、「帝国」という表現は今までにないもので、ある意味斬新です。

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