ラヴィナス Ravenus

登場作品:『LML』 関連項目:マイクロンソニックアサルトチーム
PROFILE
種族:TF、サイバトロン
性別:男性
変形形態:人型⇔プテラノドン
⇔高速飛行モード
武装:翼部大鎌×2
所属:ユニクロン⇒TF連合軍
※マイクロン依存体質時のデータ
概要

プテラノドン型の大型TF。マイクロンの力に溺れ自分を失った、獰猛な獣のようなTFで、言葉も満足に喋ることができない。好戦的なマイクロン・アップグレード達が、「破滅の種子」を使ったリンケージ破壊作戦に利用した。武器は、左右の腕の翼でもある大鎌。またビーストモードの状態で、両肩のファンと後部のエンジンを露出させた、高速飛行モードにも変形可能。なお、レッドライン達の前には卵形の檻に拘束されて運ばれてきた。その正体は、人為的に“マイクロンへの依存体質”に変異させられた「サイバトロン」である。なお、本来の姿は、G1ダイノボットのプテラノドン型TF・「スウープ」と同型で、一人称も「おれ」であり、喋り方も片言で、G1ダイノボットを彷彿とさせる。

経歴

出現/エントランスの確保
ラヴィナスは、レッドライン達の前に突如出現した。そして、エボリューション起動コードの音声入力を行い、強力な合体コマンドでサーボとトゥワールを捕獲する。ステラの操縦するロボットの攻撃によってサーボは引き離されるが、ラヴィナスはそれを撃退し、トゥワールを確保したままビーストモードに変形し離脱した。ラヴィナスの目的は、捕獲したマイクロンを「エントランス」として、「破滅の種子」の力を解放し、逃亡者であるマイクロン達のリンケージを破壊することだった。それを知ったレッドラインは何としてでもトゥワールを引き離そうと接近するが、ラヴィナスは高速飛行モード(画像右)に変形しアフターバーナーを点火、彼を振り切る。

破滅の種子によるリンケージ破壊作戦
ラヴィナスは、ついに破滅の種子の力を解き放とうとする。そこに猛スピードで急行するレッドラインだが、間に合わない。真紅の光が発せられ、その力が解放される直前、天空から出現した一条の光によって、ラヴィナスからトゥワールと破滅の種子が切り離された。それは、進化したマイクロン・キングボルトだった。負傷したラヴィナスに、ウェポンモードに変形したキングボルトの銃口が向けられるが、それを制止したのは、助け出されたトゥワールだった。彼女は、ラヴィナスとリンクしたことによって、彼の正体が“サイバトロン”であることを知ったのだ。

元の身体に還元/ユニクロンとの戦い
ラヴィナスは、進化した大勢のマイクロン達の力によって、体内時間を逆転され、元の身体に戻された。元のサイバトロン戦士へと戻ったラヴィナスは、レッドライン達がデバスターから譲り受けた快速宇宙艇に乗り、マイクロン達と共にセイバートロン星へと帰還する。そして、TF連合軍とユニクロンの戦闘に参加し、自らの過ちを正すため、トゥワール達と共に戦ったのだった。

関連項目

エントランス Entrance
「入口」の意。アップグレード達は、大型TFとマイクロン間の「単方向マインドチャンネル」を使い、逃亡者達のリンケージにアクセスし、破滅の種子でそれを破壊しようと企んだ。エントランスとは、そのために確保したマイクロンのことであり、それを“入口”として、大型TFの持つ結晶体の力を、リンケージに解き放とうとしたのである。

破滅の種子 Seed of Destruction
ラヴィナスの体内の神経回路に繋がれている、ダブルフェイスにより与えられた結晶体。赤紫色に輝く、人間の手に収まるほど小さな球体で、リンケージを破壊するほどの凄まじいパワーを秘めている。それは、数々の世界でビルジ達の仲間(ブラックコンボイ)が滅ぼした、生物の“断末魔の想念”を凝縮して作りあげたものであり、それ故に「破滅の種子」と呼ばれる。ユニクロンにとってはオードブルにも足りないが、そのエネルギーはいかなる種族の精神次元をも崩壊させ、もしも地球上でそれを不用意に破壊すれば、そこに住む全生命が死滅するらしい。リンケージ破壊作戦に利用されたが、最終的にレッドラインが「閉じた次元」を作り結晶体を封じ込めたため、事態は収拾し、その処置はマイクロン種族全員の責任となった。


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